2012年9月28日金曜日

瑞垣山

実施日
2012/09/21

所要時間
4時間半くらい

GPSデータ

より大きな地図で みずがきさん を表示


この日は久しぶりにマイカーを使用した山行を計画しました。マイカーがないと行きにくい山、そして、今の体力にふさわしい山、ということで金峰山を登山目的地に選びました。金峰山というと、大弛峠からのルートが最短ルートで有名ですが、林の雰囲気を味わいたいので瑞牆山荘ルートを選択。
しかし、当日の誤算が二つ・・・。ひとつ、前日の仕事の関係で遅くなり朝寝坊、ふたつ、中央道が大渋滞。。。午前7時台にすでに10km以上の渋滞連続とか、どうなってんでしょう。夏休みでもないのに。。。

そんなこんなで登山道到着が10時過ぎ。金峰山は、標準タイムで往復7時間。この日の日の入りは17:30過ぎ。時間的にはギリギリでどうにかなりそうでしたが、天気は遅くなると崩れるという予報。結局、金峰山は次の機会にあきらめて瑞牆山に目的地を変更したのでした。

準備運動をしてから早速登山道に取り付きます。富士見平までの道は程よい傾斜で、森林浴を楽しみながら歩いて行ける気持のよい道です。時間も遅いため、登山者もまばらで渋滞もありません。順調に登っていくとほどなく富士見平です。
テン場にはいくつかテントがありますが、やはりここも登山者はまばらで静かでした。時間が遅いことにこんなメリットがあろうとは。
登山道登り始め

森林浴

富士見平小屋


軽く休憩をとり、北側の端っこの道から瑞牆山へのルートに入ります。少しくらい、細い岩ごろの道を淡々と歩いて行きます。多少のアップダウンを経て、天鳥川にでます。沢の水量は多くはありません。水は冷たくきれいでした。ここにはベンチがあり、年配の登山者が休んでいました。
沢を見下ろす


天鳥川をこえると、岩の道の急登がはじまります。地形図を見ればわかりますが、沢を詰める感じで登るにつれて傾斜が増していきます。
所々ロープもある斜面を、手も使いながら登っていきます。
桃太郎岩

岩の道

なかなか激しい・・・


ここで驚いたのですが、幼稚園児や小学生が結構登っています。コースタイムが短いので子供連れ登山に良いのでしょうか。割と大きな岩が多いので子供たちは大変そうです。

この岩の道を登りつめた所に大ヤスリ岩があります。大ヤスリ岩のふもとを巻いてあと一登りで山頂です。

この日は、結構広い山頂も、座るところに困るくらいな混雑ぶりでした。残念ながらガスっていて展望はなし。風が冷たく気持ちがよいです。周りの皆さんは寒い寒いと訴えてましたが、暑がりの私にはちょうど良いくらいでした。簡単な防寒着はあるとよいですね。ここでまたしても大後悔。はし、フォークを忘れてしまいました。湯を沸かしてから気づく失態。しょうがないので、おにぎり食べてお湯のんでお昼終了・・・。







山頂からは、一気に下ります。一気と言っても、登山道が渋滞で一気というわけにもいかないのですが。

帰りは富士見平小屋でコーヒーをいただきました。とっても美味しく、300円なり。山小屋でお金を使うのも一つの支援です。持ちつ持たれつです。



登山の最後は今回も温泉で締めます。増富の湯、低めの温度のお湯で疲れと運転のやる気をとかしだします。お土産もゲットして、ちょっと残念なことはありながらも、大満足な山行でした。



東京から北アルプスへのアクセス

遠くのお山に行くには足が必要です。ちょっと高いお山に上りたい・・・・。

自家用車は自由ですが、単独でいく場合はコスト高。。。
朝起きてから、始発に飛び乗るアプローチではいけるところが限られます・・・。
そこで夜行バス&電車の利用が必須になります。

ということで、今後の自分のメモのために情報をまとめて行こうと思います。

 【登山口まで直行】
・上高地
さわやか信州
http://www.sunshinetour.co.jp/alps/tokyo-kamikouchi/index.html

・燕岳・常念・蝶ヶ岳、白馬・扇沢
さわやか信州も行くけど、マイタビもあり。
http://www.maitabi.jp/bus/pdf/

・松本
新宿からの夜行バスで4:40頃に松本に到着する便がある。そこから電車で移動という手もある。



2012年8月31日金曜日

80歳でエベレストに挑戦とか

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120831-00000115-san-soci

ものすごいですね。
日ごろの鍛錬でしょうか。

2012年3月20日火曜日

Finetrack ストームゴーシュアルパインパンツ インプレッション

さて、先日購入した主題のトレッキング用パンツですが、房総の低山でデビューと相成りました。
正直、まったく寒くも暑くもない天気でしたので使用感も何もないですが、、、、
しかし、撥水力はさすがです。泥が跳ねてもすぐに取れます。
また、ストレッチ性能もよいですね。鎖場も違和感なく行けました。

良い買い物をしたかも~。

もうちょっと厳しいシチュエーションで真価は発揮されそうですけど。。。

2012年3月19日月曜日

房総のマッターホルン? 伊予ヶ岳

実施日
2012年3月19日
曇り

所要時間
約1時間くらい

GPSデータ


より大きな地図で 2012/03/19 11:48AM を表示

今日は飛び石連休の中日。休暇をもらって山登りでも行こう。。。のはずが、前日子供と一緒に寝てしまってまったく準備なし。。。ということで、本当は奥多摩や高尾のほうでも久しぶりに行こうかと思っていたのですが、お手軽に登れる房総の山に行き先を決定。房総のお山は往復で1時間くらいというところが多くてお手軽ハイキングにはちょうどよいです。

さて、今回は房総の山の中でも名峰(?)の呼び声高い伊予ヶ岳を行き先に選択しました。伊予ヶ岳はコースタイムはそれほどでもないですが、その見事な岩峰から、房総のマッターホルンと、(どこかで)呼ばれているそうです。

高速道路を鋸南富山ICで降りて5分ほど直進すると、道の駅ふらりはあります。ここで山頂で食す草もちと水をゲット。道の駅目の前の交差点を鴨川方面へ向かい、しばらくするとT字路に差し掛かり、左に曲がってすぐの鳥居の下をくぐって進むと伊予ヶ岳の登山口駐車場です。

平日のこんな(失礼。。)お山ですが、車が数台。既に登ってきた人もいます。実は結構人気の小山ですね。私が下山してきたときも若者ペアが数名やってきていました。

車を止めて登山靴に履き替え、軽くストレッチ。斜めがけの水ともちとタオルだけ入ったかばんを持って早速登山口を登り始めます。

駐車場から登山口へ
 その途中から上を見上げると伊予ヶ岳の南峰が見えます。おお!なかなか格好いいじゃないか。
マッターホルンです
小学校を左手に見ながら車道をぼやぼやと歩くと登山道です。広い道を汗をかかないようにゆったりと登ると左手に巨大な滑り台。。。
楽しそう。。。
広い登山道をさらに登ると、今度は梅畑。ちょうど梅が満開であたりはなんともいえない香りが漂います。
いい香りです。畑は立ち入り禁止。
ちょうどそのころどこからともなくカッコウのなく声が。。。う~ん、一足先に春ですね!
ちなみに、今回の山行の最中、ずっとカッコウの鳴き声が聞こえていてとても気持ちよかったです。
畑を過ぎてしばらく行くと、木々の間を縫うような道になります。前日の雨の影響もあり、道はぬかるんで滑りやすい。でも傾斜はたいした事がないのでそれほど危なくはありません。

途中何度か視界が開けると富山や東京湾が望めます。なかなかの眺め。
しばらく行くとすぐに林道からの道との合流点になり、東屋があります。ここでハイキングコースが終わって登山道になるようです。
合流地点の看板
 この合流を超えるとすぐに鎖場です。
鎖というかロープ
今回、あえてロープを使わずに三点支持で登ってみましたが、1箇所ちょっと足場と手の置き場に困った以外は割りと問題なく登れました。ロープを使えば、子供でも行けるかもしれませんね。ここが伊予ヶ岳の核心部でこの鎖場地帯を抜けるとすぐに山頂です。


山頂から下を覗いてみました。
山頂はかなりの高度感ですが柵があるので恐怖感はありません。
山頂から少し降りたところに設置されているベンチで草もちを食べましたが、小さな虫が飛んできて結構うるさい。。。これまたもう、春が着たんだなーという感じ。

さて、まったく歩き足りないので北峰にプチ×4縦走。ものの数分で北峰です。

北峰から南峰をとる
ここでも草もちを食しました。三角点は北峰にあります。おなじみの「三角点を大切にしましょう」がたっておりました。ちなみに、富山はこちらから見たほうが形がいいかもしれません。

北峰からは来た道を戻り、南峰へ向かい、そのまま鎖場を下ります。鎖場の下り、これまた鎖を使わないでトライ。ここで誤算が。。。靴裏の泥が滑って恐ろしい。。。くだりに入る前に少し落としましたが手抜きせずにちゃんと落としておこうと思いました。

あとは一気に下ります。くだり途中で気づきましたが、毛虫が大量に発生して登山道の柵の支柱にたかってます。。。手をつくときはご注意を。

おまけ。登山口の神社の境内にノートがありました。

一期一会
 梅にカッコウ、毛虫に羽虫、いろいろと春を感じる山行でした。

2012年3月17日土曜日

モンベルのモバイルパワーパック

新商品で出た。
http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1124444

ただ、容量とか見ると本当に非常用だなぁ。
大容量の予備リチウム電池が3000円くらいで買えるからちょっと割高感。
ソーラーついてるのと防滴加工がいいのかな?
あと出力電流にも注意が必要な感じ。

2012年3月1日木曜日

8000m 14座登頂プロジェクト

登山家の竹内 洋岳 さんのサイトです。
http://weblog.hochi.co.jp/takeuchi/14summits.html

8000m峰は14座もあるんですねぇ。
おき楽登山からは程遠い世界ですが、異次元の世界が広がっているのでしょうね。

2012年1月31日火曜日

低酸素に強い遺伝子があるらしい

http://www.news-postseven.com/archives/20120127_82409.html より。

エベレスト登山経験者は、特定の遺伝子の血中濃度が高いらしい。
その名もヘムオキシゲナーゼ‐1(HO-1)。舌噛みそう。


しかし、ということは、高山に強い体質や、高度順応という作業が、科学的に確認できるって事でしょうか。アタック前にこのあたりの検査をすれば、一つのリスクを減らすことが出来ますね。

栗城さん、これ導入すればいいんじゃないかな。
毎回、高度順化が大変そうだし。。。

2012年1月25日水曜日

シーリングテープというのがあるらしい

登山途中に物が破れたり、壊れたり、というのは割とよくありますが、状況によっては命かかわります。単独行が多い場合、すぐに修繕できる道具があるのはとても重要なことになると思います。

ビニールテープは靴の応急修理などにも使えて重宝しますが、もうちょっといいものはないでしょうか。ということで、いろいろとみているのですが、その可能性があるものが一つ。

シーリングテープ
http://www.mobilon-nisshinbo-chem.com/SHOP/23973/list.html

一瞬、おお!っと思ったのですが、残念ながらアイロンで接着する必要があるとのこと。
登山中の応急修理用には使用できないですが、登山用具の修理には使えそうですね!
覚えておこうと思います。

注)最近はやりのステマではございませんw

2012年1月24日火曜日

関東の山でもかなりの積雪

ここ数日、関東地方も本格的な雪が降っています。都心でも4cmくらい積もっているとか。。。
私の住んでいるところはほとんど積もっていませんが、ヤマレコなどを見ると、高尾や奥多摩、丹沢でもかなりの積雪が見られているようです。

あまり積雪があると自分のハイキング保険ではカバーできなくなってしまうので安心して山に行けません。
それに加えて装備も足りないですし。
しかも、しばらくは温度も低いということで雪は消えなそうですね。

ここはひとつ、房総の山など行ってみるかなぁ~。

ああ、でも丹沢行きたい。
が雪の季節に単独でデビューはないな。。。

2012年1月22日日曜日

続・finetrack ストームゴーシュパンツ

さて、先日欲しいといったストームゴーシュパンツですが、なんと、購入許可が下りて入手できました!ただ、ストームゴーシュパンツではなくて、ストームゴーシュアルパインパンツにしました。
ストームゴーシュパンツだとさすがに薄いのでこの季節は厳しそうです。
まぁ、夏はタイツとユニクロのカーゴパンツにでもしようかなぁ。。。

実際に履いた感じはなかなかよさそうです!

2012年1月21日土曜日

最近の熊は冬眠しないのかな?

昨日、岩手で登山中に熊に襲われた人がいたらしい。

http://news.ibc.co.jp/item_16363.html

熊というのは冬に冬眠するものと思っていたけれども、最近はそうでもないのでしょうか?
奥多摩や高尾、大月も熊がよく出ますが大丈夫なのでしょうか・・・。
ネットを検索すると、奥多摩の熊は冬眠しないことも多いとか何とか。
奥多摩などは単独で行くことが多くなると思うので、冬と言ってもクマ鈴は鳴らして行こうと思います。
ちっちゃめの真鍮の鈴なのであまりうるさくはないですが、単独の時はその音が心地よかったりもするんですよね。


2012年1月20日金曜日

関東の平野部でも雪になっているそうですね

千葉あたりでは昼ごろからはらはらと湿った雪が。風が冷たい。。。
今週末は天気も悪そうです。

この雪は湾岸部では積もらなそうですが、山間部では積もりそうですね。
しかも、数日は続きそうなので根雪になるかな?

む~。
なお一層、ストームゴーシュパンツが欲しくなってきたぞ。
ちなみに、ストームゴーシュアルパインパンツもあるが、低山を登るには暑すぎな気がする。
タイツ+パンツ+(いざという時の雨具)、くらいでいいと思う。

2012年1月19日木曜日

finetrack ストームゴージュパンツ

欲しいです。
はっ水性の高いオールシーズン使えるパンツを探していたのでどんぴしゃです。
しかし、どのオンラインショップを見ても定価でしか売ってない。。。
定価で1万5千円をこえるとなるとすでに厳しいという悲しさ。。。

でも、欲しい。
どっかで安く売ってないかなぁ。

ちなみに、今持っているのはモンベルの昔々のトレッキングパンツ。
速乾性があって、若干の撥水性能もあるのですが、もうちょっと撥水の良いものが欲しいのです。

2012年1月18日水曜日

癒しの写真シリーズ モルジブ(Island Hideaway)

たまには海の写真。モルジブのIsland Hideawayリゾートのレストランより。
Island Hideaway は、この時にできたばかりで、リゾートのレベルの割に格安で行けた。
チップ大判振る舞いのロシア人がいたりしたが、日本人がほとんどおらず。
ダイビングスポットもまだ開発中なんだとかで、ショップの人も毎回手探りな感じ?
ダイビング超初心者の私は流れのあるパスとかに連れていかれてドキドキでした・・・。
おまけにいろいろとリゾートの中は工事中。。。
部屋やサービスはさすがの感じで、お買い得でした。
JTBのホテルグレードは6つ星かー。

ちなみに、このリゾートはレストランの目の前が割と大きなパスになっており、シュノーケリングでもかなり楽しめました。ただ、結構流されますので怖いですけど。。。

船着き場を臨む

スティングレイやレモンシャークは山ほど。。。

ちなみに、誰のための癒しかというと自分のための癒しです。あしからず。

2012年1月17日火曜日

なぜモンベル製品は山用品店で扱ってない事があるのか

好日山荘のオンラインショッピングやICIなどではモンベル製品を扱ってないようです。
国内の山用品ブランドとしては大きなところなのになぜなんだろうと、ふと、疑問に思いました。

さっそくネットで調べてみると、モンベルの経営方針と山用品店の事情の双方が関係しているようですね。


モンベルの製品は値引きされていないのはなぜかという疑問も解けました。

私は、7年くらい前に山登りを始めたのでグッズもそのころにいくつか揃えましたが、その時はモンベルのアウトレットのコーナーは結構良い商品がお手頃価格でありました。
最近はアウトレットコーナーに魅力的な商品があることもすくなってきています。直営店での販売歩留まりがどんどん良くなっているんでしょうかねぇ。。。

山雑誌でもモンベル製品の扱いって微妙ですよね。(そう感じるだけ?)
あと、ちょっとモンベルって見下されている感を感じるのですが気のせいでしょうか。やっぱり安いから?

私は可処分所得が低いのでモンベル製品(しかも、アウトレットで入手が中心。。。)は愛用してますが、結構、真摯に良い製品を低価格で提供してくれていると思ってます。(少なくともウェアは。ザックはちょっと微妙だけど)

モンベルもカジタックスのアイゼンを扱い始めましたがこれでイメージも変わってくるんでしょうかね。

書いてて気がついたが、全身モンベル化している。。。ユニクロ+モンベル。。。
中年が愛用とあるが、既に自分も中年かー。
同年代の山好きと山に行くと、きっとひそかに馬鹿にされるのかなぁー。
値段も手ごろ、機能も今のところ十分、デザインはとりあえず考えてない、だと、モンベルショップが一番近くて便利なんだよなぁ。

でもバーナーはスノーピークのやつが欲しい。

2012年1月16日月曜日

癒しの写真シリーズ 初夏の立山

数年前、立山を登った時の写真です。室堂のみくりが池。
鏡のような湖面に、立山の連山が写りこむ。。。
観光客の喧騒に包まれた室堂ですが、静寂を感じる景色でした。


2012年1月15日日曜日

HIGHGEAR AXIS MAXのインプレッション(その2)

AXIS MAXのインプレッションその2です。

先日の山行でちょっと道が不安になって、コンパスと地図をにらめっこしながら進む機会がありましたが、AXIS MAX君が大活躍しました。
ただのAXISだとコンパスがついてないのでMAXにして良かったなと思いました。

安物の普通のコンパスも持っているのですが、こちらのほうが断然使いやすかったです。

2012年1月14日土曜日

百蔵山から扇山を縦走、君恋温泉で一服

実施日
2012/1/13

所要時間
6時間40分 (温泉1時間弱込み)

7:30猿橋駅-8:10百蔵山登山口-8:50 907mピーク-9:10百蔵山-(大休止)-9:25百蔵山(発)-9:50宮谷分岐-11:02扇山-(昼食)-11:35扇山(発)-11:40分岐-11:50犬目分岐-12:15君恋温泉-(温泉!)-13:05君恋温泉(発)-13:35太田バス停-13:50大田峠-14:10梁川駅

GPSデータ



より大きな地図で 12/01/13 7:31 百蔵山から扇山縦走 を表示



本年2回目の山行は、駅から直接取り付くことのできる百蔵山と扇山を歩くことにしました。
眠たい目をこすりながら始発に飛び乗り、早2時間。。。
天気は快晴、電車の中から既に富士山がきれいに見えます。百蔵山と扇山は、いずれも秀麗富嶽12景の山です。否応なしに期待は高まります。


7時過ぎに猿橋駅に到着。ハイキングバスもない、この季節の平日に、猿橋駅に降り立つハイキング客は私以外にはおらず。静かな山行を期待しつつもちょっとさびしいです。


猿橋駅からはしばらくの車道歩き。橋の上から見える渓谷もなかなかです。登下校の学生たちとすれ違います。
長い車道歩きが終わるとやっと登山道です。途中、バスに追い越され、バス乗ればよかったとちょっと後悔です。
さらに、ここでショッキングな事実が。。。わざわざ一眼レフを担いできたのに、バッテリーがない。。。朝は3つあったのに。ここから、一眼レフはただの荷物と化しました。


やっとのことで登山口に到着です。ここからは植林帯の登りとなります。よく整備された樹林帯の登山道を淡々と登っていきます。


樹林帯の道




着実に高度を稼いでいくと、植林が切れて視界が開けます。視界が開けるとそこは富士山です。遠くには南アルプスでしょうか。。。しかし、ちょっとまて。なんだか焦げ臭い!?よく見ると、開けているところが焦げてます。真新しい山火事注意の看板。どうやら、山火事があってからそれほど日が経ってないようです。。。


植林帯が切れる

山火事丸焦げ。あたりは焦げ臭い。

樹林の間から富士山


さて、山火事の後からは雑木林の道です。植林地帯とは一転して明るい道となり、ほどなく907m地点です。907m地点からは陽だまり尾根歩き。小鳥の声を聞きながら尾根を歩くと、すぐに百蔵山の山頂です。


尾根道と合流

合流地点にあった苔むした木

百蔵山の山頂が!




百蔵山の山頂は富士とその周辺の山の大展望台です。期待を裏切らないその展望。
加えて山頂には自分以外誰もいない。広い山頂を独占です。
ゆっくりこの展望を味わいたいところですが、まだまだ先は長く、立ち止まると汗ばんだ体はあっという間に冷えて行きます。そうゆっくりもしていられません。



山並みの向こうに富士


次は百蔵山から扇山への縦走路に取りかかります。
百蔵山からは一気の下り。本当に一気に下っていきます。足元に注意しながら、急坂を下りきると宮谷分岐です。
宮谷分岐から先、大久保のコルまではところどころ倒木が登山道をふさぎ、藪が少しうるさい道が続きます。


面白い形した倒木


地図を見るとわかりますが、カンバの頭から大久保のコルへの道は非常な急登です。急斜面をジグザグに登っていきます。
この縦走路は静かでジックリと楽しめますが、もう少し、徐々に高度を稼ぐとか高度を下げるとかしてほしいものです。。。
息を切らしながら大久保山への急斜面をひたすら登ります。登って登って、登りつめるともうひと頑張りで扇山です。


行き先が空欄。。。どこ行くの。

もうちょっと
扇山の山頂は、百蔵山と同じく、広く展望が開けとても気持ちがよい山頂です。こちらは、百蔵山に比べると若干風が弱いようでした。こちらの山頂もまずは独り占めです。風も弱く、ぽかぽかで展望もよいのでここでお昼にします。


扇山山頂から富士山方面
奥高尾・奥多摩方面

都心方面

都心方面右寄り


扇山からの景色は、富士山だけではなくて都心方面の眺めも優れいています。この日は都心方面はもやがかかっていたのですが、相模湖、高尾山の向こうにもやに浮かぶ新宿のビル群、そこから右に目を向けると丹沢と道志の山々、逆に左に目を向けると、筑波山でしょうか?中腹から山頂にかけて、もやから顔を出しています。さらに左方向は奥高尾・奥多摩方面の山々。北側に目を向けると権現山が間近に見えます。私には、富士山の迫力や風情では百蔵山が優れているように思えますが、扇山の景色はそのほかも含めた総合力を感じます。


扇山の山頂でお昼を食べていると、鳥沢方面から一人、百蔵山方面から一人、登山者がやってきました。今回の山行では、このお二方と、大久保山の登りですれ違ったお二人の、4名しかお会いしませんでした。


扇山はいつまでもゆっくりしたくなる山頂でしたが、電車も時間もあるので下山を開始します。扇山からの下山は歩きやすい道でした。


霜柱


当初、下山には犬目に抜ける道を使う予定でしたが、君恋温泉という看板が下山路に。。。温泉の二文字にひきつけられるようにそちら方向に道を変えてしまいました。。。


君恋とは面白い名前だ


落石注意。。。

滝の脇を通る

さて、ほどなく君恋温泉に到着です。入口には新聞が挟まったまま、看板の見た目に反して、民家のような風情。一瞬営業してないのではないかと不安がよぎります。インターホンを押し、しばらく待つと女性の声が。どうやら営業中でした。
入浴料500円を支払い、お風呂に案内してもらいます。
どうやら客は私一人。。。ここも独占です。男湯には湯が張ってないようで、女湯に案内されました。

普通の民家ですね。見た目は。

ここは温泉というか、鉱泉のようです。特に効能書きもないのでどういう温泉なのかはわかりません。(ただ、私の肌は結構いい湯だと言ってましたw)
いずれにせよ、この位置にある温泉はありがたい。
さっぱりした後、休憩室に案内されましたがちょっと暗いので一人でいるにはさみしすぎる。まだ先は長いので早々に退散しようと、玄関のインターホンで出発を告げると、女将さんと思しき方からサービスで畑で採れたさといもの煮物を出してくれると!人の好意は遠慮なく受ける性格ですのでおいしく頂きました。
インターホンを押したときは寝起きだったようで、お姉さんが不機嫌そうで申し訳なくなりましたが、帰りは気持よく帰れました。


君恋温泉からは旧甲州街道、現・県道大月上野原線を犬目宿まで辿ります。犬目のバス停からゴルフ場の脇を下り、大田バス停まで車道を行きます。


大田のバス停から大田峠を抜ける道は、山行の最後にドキドキさせられました。明瞭な踏み跡が複数あり、大田峠までの道ではコンパスと地図を見ながら方向を確認しつつ進みました。

太田バス停付近

ここから山道に入る

大田峠。ここまで写真の余裕はあまりなし

笹のトンネル
ドキドキの道を抜けるとまた車道。最後は国道20号を歩き梁川駅で終了です。


今回の山行は、行動時間もなかなかのボリュームでしたが、陽だまりあり、眺望あり、静かな山道あり、温泉有りの、ドキドキありで、大満足でした。
ちなみに、この縦走路は逆コースのほうが楽な気がしますが、最後の君恋温泉もあるのでやっぱり、百蔵山からのほうが楽しいと思います。


最後に道のインプレッションです。



猿橋駅~百蔵山登山口
この道は車道歩きです。交通量はありますが、特に危険はありません。
登山口に登山ポストがあります。簡単な届け出用の書面もあるので事前に準備していなくてもここで記述することが出来ます。


百蔵山登山口~907mピーク
植林された林を着実に登っていきます。道は良く整備され道標も明確で危険な個所はありません。植林が切れ雑木林になるあたりで展望が開け、富士山が望めます。丁度そのあたりで真新しい山火事の後がありました。


907mピーク~百蔵山山頂
気持のよい尾根歩きです。


百蔵山山頂~宮谷分岐
百蔵山直下はかなり急な下り道となっており足元に注意が必要です。乾いている場合は注意して歩けば問題はないと思いますが、凍結時や雪の時は危険そうです。


宮谷分岐~扇山
倒木が多く見られ、また登山道も少し狭くなっているので歩きにくいかもしれませんが、特に危険個所はありません。扇山直前はかなり急な登りが続きます。こちらも足元注意です。


扇山~君恋温泉
特に危険な道はありませんが、途中、道が北側を向く場所があります。そこでは、落ち葉の下の地面が霜柱や氷に覆われていて多少歩きにくいです。犬目の分岐からは下っていきますが、少し岩がごろ付いた道です。